今回は確率についての話を。そう難しい話ではありません。
ここに一枚のコインがあるとします。表が○、裏が●として、これを100回投げたとします。出た結果は○○○○○……○○○○○。なんと100回とも表が出ました。さて、101回目に裏●が出る確率はどれくらいでしょう?
回答
A:50% 正解です。何回表がでようとも、次に出る確率は50%です。偶然は過去を憶えてないのです。
B:51%以上 ハズレ。確率について疎いようなので勉強してみることをお薦めします。
ここまではふーんという話なのですが、僕はHPを公開している関係上メールアドレスを公開しています。で、業者がクロールして売られ、スパムメールが一杯来る訳です。
中にはロト必勝法を謳ったメールも来ます。「ある日、単に数学好きの私は気づいたのですよ、ロトの数字に偏りがあるのを」という文面で始まるメールです。嘘ですがな。ロトはふと気づく程単純に偏ったりしません。過去のデータを検証して分析すれば出るかも知れませんがそれでも次の数値を当てるほどのものは出ません。
ロトに詳しくないため数値は間違ってますが0.01%のものが0.1%に偏っていても99.9%は外れるんです。コイン並みとしても50%の確率でしか当たらないのです。馬鹿な話だと思うでしょ。でも、メールや果ては専門誌が売られている訳です。
ちょっと聞いた話ですが、こういうのはからくりがあって、Aという予想とBという予想を分けて送って、当たった方に「当たったでしょ」メールを送るそうです。そして次回の予想が知りたければお金を振り込んでくださいと来る訳です。そして、また、二分法でまた、Aという予想とBという予想を分けて送って、当たった方に「当たったでしょ」メールを送る。ここで残るのは最初の1/4ですが、振り込ませるお金を高額にしていくわけです。確率が低いながら当たり続ける人が出てくるので、今度はその人を宣伝塔というか成功者として担ぎ出します。
こういう手法はロトだけで無く、競馬の予想にも使えます。というか有るようです。僕は、ロトが(当たりが近付いて)「来てる!」と熱弁する人を前に爆笑したことがありました。信じるのは自由ですけど、他人を巻き込まないでください。
ギャンブルは総じて確率を利用して利益を上げようとしますが、ほとんどは胴元が利益を上げるように調整されています。カモにならないようにするには、未来予知しか方法がありませんが、占いをギャンブルに応用する話は気が向いたらします。
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