ITエンジニアの仕事の利点と欠点

ITエンジニアで食ってきましたが、地方で仕事があんまり無いため、首都圏のように職種を選んでる余裕がありません。転々とIT職を移ってきたため分かってきたキャリアパスの利点、欠点を挙げていきます。

○プログラマー

　利点・作るのが好きな方向き。キャリアパスとしてはSEになるのがありますが、ならなくても転職できます。給料は高め。古い技術でも生きている技術、例えばCOBOLとかだったら今でも仕事があります。次々と新しい技術が出てくるので、勉強好きな人がいいかも。自宅で仕事ができるのでテレワークやフリー向きの仕事でもあります。

　欠点・残業が多い。運が悪いと追っかけていた技術が廃れ、新しい技術を覚える必要がある。特定派遣での採用が多いので就業先を転々とすることも。

○運用SE

　利点・残業少ない。サーバー系、ネットワーク系の資格を持っていると有利。一応、SEなので給料はそこそこ。

　欠点・夜勤があったり、夜間呼び出されたりする。手順通りにやることを求められるので「クリエイティブだけどおっちょこちょい」な人には向かない。フリーにはあんまり向かない。自宅からSSHでメンテとかあるのかどうか……。


→運用SEとは

○ネットワークエンジニア

　利点・テストから運用、構築まで。そこそこ需要があるが地方だと、車に乗ってお客さんのところに行く必要がある。そういうのが好きな人なら。

　欠点・ケーブルとか埃にまみれているので結構汚れる。プログラマーほどではないが残業多い。自宅で仕事とか向かない。どうしても請負みたいな形になる。

○ヘルプデスク

　利点・お客さんのトラブルを解決したら感謝されるのでそういう意味ではやりがいがある。問題解決が好きな人向け。たいしたことないようなパソコンやプリンタなどの問合せが多く、大抵、解決法をデータベース化してるので慣れれば対応可能。未経験で放り込まれる職種の一つでもある。残業はない。

　欠点・問合せデーターベースは会社の物なのでフリーに向かない。むしろ、社内SEなどのアドバイザー的な位置づけになっていく。

○オペレーター

　利点・知識とかなくても手順書に書かれたコマンドをひたすら手順通りにやっていくので、IT未経験者が最初に放り込まれる職種の一つ。ほとんど待機時間となるので、ITの勉強をしたい人向け。小説とか書いていてもいいが。

　欠点・シフト制で夜勤あり。土日に休みたいとかほとんど無理。あとキャリア的に昇進するか、他のキャリアパス（例えば運用SE）に進まないと将来が厳しい。その場に居ることが条件なのでテレワークとか無理。

○社内SE

　利点・残業少なし。ヘルプデスク・ネットワーク関連・ベンダーコントロールなどを行うが開発は大抵業者に丸投げになる。まあ、プログラムを書くこともある。ヘルプデスクなどからが入りやすい。総務付きであることも多く、経営に携わることも。社内の各部署に関係するので○○さんと社内に知られやすい。フリーはアドバイザー的な仕事になるのでSIerとも親和性が高いと言われる。ど素人が相手なのでわかりやすく丁寧な仕事をする人向け。総務なので殺伐としてない。

　欠点・ITに疲れた人が成りたがるので競争率が高め。技術的に腐っていくので先進的な技術を追い求めたい人は向かない。


→情報システム部の仕事

○院内SE

　利点・病院はどんな地方でもあるので、Uターンしやすい。仕事上、事務員さんや看護婦さんと仲良くなる。残業はない。まあ、全体的に社内SEと変わらない。

　欠点・病院のヒエラルキー的に事務と一緒なので給料が安い。大病院だとシフト制で夜勤があったりする。土曜に開業していたりするので週休2日でないところもある（水曜に午後休みとか）。ヘルプデスクなどのパソコン大先生が仕事だがデーターベースを扱うことも多い。僕の場合、仕事が少ないと言われて外注にだされて首になりました。

○コーダー（HTML、CSS）

　利点・趣味の延長でできる。デザイナー向け。独立しやすく、フリーでやっている人も多い。初心者が入りやすいのか、応募の電話口で「FTP使えますか？」と言われて戸惑った。あんなもん、どこが難しいのか小一時間問い詰めたくなったｗ

　欠点・雇われると給料が安いので独立する傾向があるのは美容師と同じ。プログラム言語に手を出すとプログラマーと同じく勉強の連続。センスがないとどうしようもないというか、競争相手が美大出てる人が多いのである意味敷居は低いがお勧めできかねる職業。というか、お客さんから（技術として）追いかけない方がいいよと言われました。

開発SEやPLはよくわからんです。

　でも最近、この業界って、知識でマウントしたがる奴が多すぎ。同僚、先輩、客みさかいなく、「なにこんなことも知らんの？」って鼻でせせら笑いながら仕事してる連中が多い。

「教えたでしょ。やって」っていうけど「２ヶ月前に」「1回だけ」「おおざっぱに」教えただけでできるかっての。少なくとも日本のITはそういうコミュ障ばかり。

まさに、日本のITは絶望産業

こぢんまり主義で行こう

　昔は大きいことは良いことだとか言って、夢を持って生きるのが奨励されたけど、今は
現状維持とか、ちょっと良くなる程度が目標になっている。

　これは、時代の流れか、それとも僕が年取ったせいなのか。思想家の竹田青嗣氏はその著書で「中年以降はエロスの後退戦だ」と言っていたが、実際、有名になろうとか金持ちになろうとか考えなくなった。

　そこで、こぢんまり主義ですよ。ある程度の収入があって、ささやかな幸せがあって、将来の不安があんまりない。そんな生活に慣れてきだした。結婚とかしなくていいし、子供なんて欲しくないけど、ペットの犬やネコがほしいとか。

　無理する気がなくなってきて、のんびり過ごすことが幸せのような気がしてきました。

Kindle出版をしてみたけど売れないっすよ！

　何編か小説を書いたことがあって、新人賞に応募してみたがすべて落選。しばし、忘れていた。しかし、ふと取り出して読み直してみるとかなり面白いじゃないか。これをハードディスクの肥やしにすると勿体ないお化けがでそう。

　Amazonの電子書籍サービスから出版してみることにしました。表紙はクラウドソーシングサイトで商用権込みで１万円で依頼。データー変換は一太郎を使っているので簡単にできました。両者をアップロードして終了。

　価格は１５０円。さらにKindle Unlimited（読み放題サービス）に登録しました。読んで貰いたいからです。儲からなくてもいいです。

　で、出版から一週間たったのですが、一冊も売れません（死）。誰か－、誰か読んで感想を書いてくれー。コストは表紙代の１万円だけです。でも、費用を回収するより、書いた小説が面白いか知りたいんだ（俺は面白いと思っている）！

　取りあえず、だれか読んでください。