Joomla!を使ってみた

　HPはalphaEDIT＋手打ちでブログはココログを使用してます（これですね）。でも、もうちょっと複雑なものを作ろうと思って、やっぱPHPかなと思っていたのですが、調べてみると、コンテンツマネジメントシステム（CMS）と呼ばれるホームページ構築システムがあるじゃあーりませんか。

　ブログだとwordpressやMTが有名ですけど、ブログだけで無くHPも作れるCMSとしてXOOPSがあります。でも、このXOOPS日本発で古いのです。世界標準というわけではありません。段々使われなくなってきている傾向にあると聞きました。XOOPSの代わりに普及し始めているのがJoomla!らしいです。

　で、サーバーを借りてインストール、設定、公開してみたんですが、やっぱりというかサーバー側に全て持たせようとしているので、どうしたら良いんじゃい、ガシャーン（←ちゃぶ台をひっくり返す音）という機能が分からないものが結構ありました。

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　幸いなことに図書館で参考書『Joomla!　１００％活用ガイド』（杉村裕子 ２０１１）を見つけて借りてきたのでなんとかクリアできました。いや、ホント参考になったぜ。なかったら放り投げていたでしょう。

　そういう訳で、新サイト『ねこGIF』（http://mike2mike.s601.xrea.com/）
(二ヶ月経ちました。ねこGIFはアクセス数が少なく、SEO的にもUPが望めないので閉鎖しました）は出来ました。正直、ブログと大して変わらないっす。Joomla!使う必要無かったっす、アニキ（驚愕）。

　サイト作っておいてなんですが、CMSに悲観的になりました。確かに工期は短縮されるでしょうけど、重くなっています。不自由になってます。CMSでサイト作りますという広告を見かけましたけど大丈夫なんでしょうか。メリットは思いつきの変更に強いということでしょうか。Web制作の現場ではこういう事が結構あるらしくって、ちょくちょく無償でデザインを変えろと言ってくるそうです。そんな場合にも簡単に対応できる、それがメリット。

　XOOPSを疎んじたのは、隘路に入った技術では無いかという恐れのためです。ITの世界には使われなくなった技術、ソフトがたくさんあります。PHSも鳴り物入りでデビューしたのけれど廃れました。そんなロータス１－２－３みたいなソフトになりはしないかと思った訳です。そんな技術を憶えても仕方ないでしょ。

　そう、思ってJoomla!を選んだのですけど、吉と出るか凶とでるか。廃れなければいいのですが。

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NNNカモン！

　２２歳、会社を辞めて松戸に引っ越したときのこと。雨の中バス停でバスを待っていたら、どこからかニャーニャー鳴き声が聞こえる。近くに居るのかと見渡したけど畑ばかり。どこだろうと思って足下をみたら、靴に戯れる子猫が居た。良く覚えてないが三毛だったと思う。

　当時、NNN（ねこねこネットワーク）は知られてなかったが、ターゲットにされたのははっきりと分かった。冷や汗が流れる。ウチはペット不可の物件で、仕事も不安定だったから飼うだけの収入がなかった。それに正直な所、今ほどねこが好きじゃ無かった。

　ダッシュして次のバス停まで逃げる。追いかけてきたようだった。振り返ってはいけないっ。ニャー！！！　

　あれからかなり経つ。未だに罪悪感が残る。雨の中、畑の真ん中に残してきたのだ。もしかすると体力無くして死んでしまったかも知れない。僕は今と違ってトイレとかご飯とかの知識が全く無かったから、そのまま飼うことは出来なかっただろう。でも、と思う。もし飼っていたら人生変わっていただろうと。

　今は、ねこの本や雑誌などを購読するようになり、ねこの知識は増えた。でも、環境はというと、ねこを飼える状況に無い。あの頃と大して変わっていない。僕にはNNNは来ないようだ。というか近所に野良ねこすら居ない。

　ねこ欲しいなーと思いながら、ねこ画像を集めるだけ。今住んでる所、地方だからねこ喫茶とか無いんよ。ねこを飼ったとしても、白装束のところに持って行く方法が思いつかない。ええ、車、持ってないんです。

　NNNが来るほど豊かになれればいいのだけど。というか都会の方がねこ多いと感じます。地方は犬を飼ってる人が多い。みんなどこで買ってるのか知らないけど。ペットショップは無くて、ペット美容室なら有るんです。なぜか犬ばっかり。どうして？

　死ぬ前にねこ飼いたいっす。

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霊とか妖怪とかの文化

　日本では怪談でおなじみの、霊とか妖怪とか言った怪異ですが、ある意味世界的に普遍であり、またマイナーなものでもあります。

　例えば、イスラム教には霊という概念がありません。イラクで戦争前後のフォークロアに爆弾テロで死んだ女性達が夜になると出てきて絶叫するという話があります。ですが、現地では霊の概念が無いので、代わりにジン（精霊）が悪さをしているという話になってます。

　そうかと言えば、スリランカのテーラワーダ仏教では、霊は、「餓鬼」であるということになってます。異次元の生き物で多種多様の形を持っていると。転生先が六道輪廻の餓鬼道に当たる者たちのみが「日本で言う霊」になって、弱い人間に影響を与えるというものです。

　先祖信仰では霊と言った形で捉える物が、宗教といったバイアスがかかると認識に差異が生じてしまう。これは実はUFO目撃談と似てるんです。UFOや宇宙人は、地球が宇宙中のトップレベルの観光地になってるのかと思うほど多種多様な形で現れています。しかし、現代のヨーロッパのUFO研究では妖精伝説との関連が指摘され、「何かが起きているが、それは目撃者の意識に左右される現象である」という結論が出ています。

　僕は家鳴りを体験したことがあります。引っ越し先のアパートの台所が不定期に鳴るんです。パンと大きい音がどこからかします。朝、昼、夜、深夜、問いません。こういう現象も、「霊」という解読器によって、怪談とされてしまうのではないでしょうか。僕には霊能力はありません。このアパートには半年だけ住んでいたのですが、別に音が鳴るから出て行った訳でもありません。最初から半年だけ住むつもりだったのです。この音に関して何の話も聞きませんでした。不幸は特にありませんでした。

　もう一回言います。
   「何かが起きているが、それは目撃者の意識に左右される現象である」
　それが霊体験に共通することです。すべては「霊能者」の説明であり、それが科学的に正しいのかはなんとも言えません。その霊能者は脳疾患かもしれず、あるいは詐欺師かもしれず、いや、遠隔視能力を持っているけどそれを霊に結びつけて説明してしまう癖を持っているのかもしれません。

　その説明で「腑に落ちる」かもしれませんが、その通りかは別問題だと思って下さい。腑に落ちると言えば、河合隼雄のユング派精神分析の技法を思い出すのですが、精神分析を初めとする心理療法の多くはこのような感じです。腑に落ちたからといって、子供時代に性的虐待を受けたとか、UFOに連れ去られて人体実験を受けたという話を真に受けると困った事になります。

　そんなことを加門七海の「怪のはなし」を読んで思ったのでした。あ、この本、おもしろいですよ、お話としては。

参考文献　　　　　　 『何かが空を飛んでいる』  稲生 平太郎　１９９２　国書刊行会

                     『死後はどうなるの？』アルボムッレ・ スマナサーラ  角川文庫

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