10代の頃は強く願えばなんでも叶ったような気がする。電話してくるよう祈れば、電話が来たりして、あれ、俺凄いんじゃねと思ったこともしばしばだった。実例はあんまり挙げない。自慢話めいた感じになって嫌だから。
それが今では力が失われたのかさっぱり効かない。というか、「力」に頼ろうという気持ちが薄れてきている。流れに任せようと思ってしまう。根本的に「祈れば」必ず叶うということに疑問を感じるようになった。
それに、「力」が本当にあるとして、ちょっと嫌なことがあったら「力」を使って復讐するようなことになったら嫌すぎる。
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欲望が前進していた10代と比べて、今は日々何事も無ければ良いという後退戦を戦っている。「力」を使うにしろ、その「力」を使うだけの人格が必要だと分かってきたのである。
善き心に裏打ちされてない「力」など悪意そのものにしかならない。邪悪な力を振り回したりするのではないかという怖れから、「力」を使えなくなった。
だから「力」が存在するとか思えなくなってきたし、弱い心の僕には使えない物だという認識になっている。
正直、あるとしても、もう頼らなくてもいいと思っている今日この頃である。
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