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2015年2月11日水曜日

釣って帰らなかったのは魚が嫌いだから

 子供の頃、田舎に引っ越した。昔は特にこれと言って娯楽がないので、友達と一緒に釣りをするようになった。川や沼で釣りをする。今から考えると、何が楽しくて行っていたのかわからないが、早起きして釣りに行っていた。



 釣り道具は最小限。少ない小遣いをやりくりして、近所に釣り道具屋がなかったから、餌は自分で探していた。土を掘ってドバミミズを探したり、川だと現地調達。源太郎虫や川虫を石をひっくり返して餌にしていた。








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 正直、魚はあんまり釣れなかった。川釣りと比べて、親戚のおじさんに連れて行って貰った海の堤防釣りの方が釣果がいい。



 それでも、魚が釣れることもあった。しかし、帰り際に捨てたり放したりして、持ち帰らなかった。持ち帰ると、食べる羽目になるからである。魚が嫌いなんである。



 両親は、魚を持ち帰らないのを釣れないからだと思っていた。釣れないのに釣りに行く、哲学みたいだが、そうではなかった。



 今は釣りに行かなくなった。釣り道具は捨ててしまった。今も魚が嫌いである。






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