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2013年6月7日金曜日

江戸時代のロボット

 江戸時代には「茶運び人形」というからくり人形があって、まあ今で言うロボットなのだけど、茶を持たせると歩いて行って、客が茶を取るとそのまま待ち、茶托に茶碗を戻すとくるりと回転して主人のところに戻る仕掛けの人形が作られた。



 実用性はない。



 また、扇風機というのもあって、団扇を取り付けた軸をハンドルで回すという物だったらしい。



 これも、あまり実用性はない。



 江戸時代のこういうからくり物は実用性とか商売とか抜きで、粋というか趣味性で作っていたという。他にも算術では、和算も趣味とする者達が問題を解いてそれを額として神社仏閣に奉納すると言う事が行われていた。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E7%AE%97



 この伝統は実は現代にも引き継がれている。福一原発の事故でロボットを使えという論調が出てきたが、結局使われたのはアメリカ製やフランス製のロボットで日本製のロボットは使われなかった。



 日本のロボットには実用性が無かったのである。注目されるASIMOなんかはショーとかでは使われるが、実用性はない。ソニーのAIBOも玩具である。据え付け型のアームタイプや自動販売機みたいな実用性のあるものはかなり使われているのだが、自立型のロボットは研究途中というか趣味の領域だった。



 欧米ではロボットをすでに無人攻撃機という形で戦争に投入しているのに、日本ではアニメの影響を色濃く受けている。悪いという訳では無い。使えるかという実用性の問題では無く、趣味の問題だからだ。



 ちなみにロボット掃除機のルンバは米アイロボット製である。



 日本の工業は趣味の領域であり、ソニーがウォークマンを出そうとした時は反対されたそうだが、実用性がないと思われる製品を作るのが得意だったりする。品質も実用性が無いレベルまで引き上げてしまった。



 これじゃあ、ガラパゴス化もやむを得ないと思われるが、一周して一番になる可能性も秘めている。日本が斜陽だとか言われているけど勝負はまだまだだよ。「スピード感が」と言って、目先のことに食いついている所が先に潰れるんじゃないかな。基礎を馬鹿にする者はパラダイムシフトが起きた時に困ると思う。



※前半部の出典は『対談 杉浦日向子の江戸塾』 杉浦日向子著 PHP研究所 より








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