部活で武道をやっていたことがある。内気で神経症の僕はこの性格を治したかったのだ。だが、入ってはみたもののそう言う面はさっぱりで、身体を壊し退部しようとして認められず、神経症が酷くなり離人症などの症状が出て、成績も最低となり学校ごと辞めてしまおうとした。
入って分かったのだが、精神を謳う割には、精神にはド素人の集団だった。指導者はいなくて、上級生が指導していているからそんなものだ。神経症なんてものは理解なんてこれっぽっちもなくて、ただ強ければ良いという感じ。
風紀は乱れていて、打ち上げと称してつぶれるまで酒を飲む。全員、未成年だぞ。下級生に卑猥な芸をやらせる。嫌で嫌で仕方なかった。どこが精神を鍛えるのか。
そう言えば、柔道でもレイプ事件とかあったなぁ。柔道や剣道などの武道が必修の警察官も不祥事が良く起こっているなぁ。精神鍛錬が必要だと思われる軍隊では酸鼻な事件が起こっているなぁ。
style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-2639866791151996"
data-ad-slot="9785301838">
武道にとって「精神」って何なん? さっぱり鍛えている風には見えないけど。そういえば、部活の先輩はヤクザになったけど効果ないんじゃないの。今の法だと、武道でケンカを止めるより殴られて警察呼んだ方が正義のようじゃないか。
武道で神経症は治らないし、精神の鍛錬にもならない。武道は強い事が至上とされていて、現代の法治下では否定されている。武道の意味って何?
幸いなことに部活は辞める事ができて、退学も留年もせずに卒業する事が出来た。精神に負った傷は深く、未だに精神科に通っている。習った技は一度も使う機会はなかった。武勇伝なんて欲しくない。あの人生最悪の時期を自殺せず通り抜けられたのがラッキーだったと思う。
にほんブログ村
style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-2639866791151996"
data-ad-slot="9785301838">
0 件のコメント:
コメントを投稿