人間関係に困っている人にお勧め

 若い頃は対人恐怖症で、人間嫌いだったから人間関係に悩むことも多かったです。他人をあんまり好きにならない癖に、あの人は僕のことを嫌っているんじゃないだろうかとか、勝手なことを懊悩してました。

 それは病的な、神経症レベルの話で武道をやったりカウンセリングに通ったりしましたがどちらも無駄と知り、神経科でトランキライザーを処方して貰って凌いできました。これも別に効果なんて感じられなかったけど、良くできてた口内炎が綺麗さっぱりなくなったので、やっぱり効果あったんじゃないかと。

 でも、人間関係にもっと効果があるものを見つけました。テーラワーダ仏教の「慈悲の瞑想」です。自分が幸せでありますように、親しい人々が幸せでありますように、生きとし生けるものも幸せでありますようにと念ずるこの瞑想を毎日１回（公式は２回推奨ですが、１回でも効きます）１５分間するだけであら不思議、人にカチンとくることがなくなり、他人と仲良くなって、人間関係がスムーズになります。他人の言動に我慢強くなります。

 それどころか、いつに間にか、自分が尊重どころか重要視されるようになります。以前の職場では前任者とトラブルのあった上司に大いに評価されたり、周囲の相談を受けて退職時には「○○さんが居なくなるのは残念です」と惜しまれたものです。あ、退職は期限付きの仕事だったからで嫌で辞めたわけじゃありません。

 この瞑想の優れている点は「自分のこと」を最初に念ずることです。何事も自分が上手くいってないと、他人を救うことなどできません。自分がまず幸せになることで他人を幸せにするというのがこの瞑想です。

 この瞑想は初心者は音声ファイルを聞きながらするのがお勧めです。テーラワーダ仏教協会のHPの右側に音声ファイルのリンクがありますので、そこからダウンロードして聞くのがいいでしょう。

 少なくともテーラワーダ仏教は宗教というよりも実践する哲学と僕は思ってます。そして、この瞑想は効果ありました。決して、意味の分からない呪文を唱えるとかのオカルトではありません。

 おそらくあなたにも効果があるでしょう。
 生きとし生けるものが幸せでありますように。