赤瀬川原平、死去

　赤瀬川原平さん死去＝前衛芸術の旗手・芥川賞作家－７７歳　　http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2014102700025

　僕は赤瀬川原平のファンである。恐らく著書の大半は読んでるだろう。学生時代に読んで以来、その文体に惹かれて出る本出る本次々に読んだ。芸術家らしい、独特の視点と表現が小説やエッセイに光った。

　身体が強い方では無いとは知っていたが、７７歳で亡くなるとは。もう少しがんばって欲しかったと思う。

style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-2639866791151996"
data-ad-slot="9785301838">

　記事に付け加えると、路上観察学会で「トマソン」（野球選手の名で、鳴り物入りで迎えられたが何の役にも立たなかったのでその象徴として）と名付け、只上がって降りるだけの「四谷階段」や「植物ワイパー」などを世に知らしめた。

　また、新解明国語辞典の他にはない独特の記述を発見し、それを『新解さんの謎』として発表。イラストも独特のものがあり、目が「の」の字の人物を描いたりしていた。家を新築したときに、建築家・藤森氏と屋根にニラを植えた「ニラハウス」を建築し話題になった。

　あと、カメラ好きでライカを初めとする中古カメラのブームを作ったり、天文ファンだったりする。結構、手広くやっていたのである。こんな多才な人が亡くなるなんて惜しいことだ。

　僕の枕元には著書の『父が消えた』がある。寝る前に何度か読み返す。何度読んでも面白い。もう作品が読めなくなるのだなぁと思うと残念だ。

にほんブログ村

style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-2639866791151996"
data-ad-slot="9785301838">